ざっくり感想
インデックス投資のやり方を分かりやすく説明した良書である。
ウォール街のランダムウォーカー読みたくなる。
ときおり漫画っぽい挿絵が入っており読みやすい本だと感じた。
しかも投資する上で個人的に一番のキモであると考えている期待値と分散の話もきちんと書いてある。
自分が初心者で個別株の勉強をするヒマが無いけど投資をしてみたい、という人がもしいたらこの本を勧めると思う。
改訂版 お金は寝かせて増やしなさい 単行本(ソフトカバー) – 2024/2/19 水瀬 ケンイチ (著)
ポイントと思ったところ
インデックス投資といえど、リーマンショック等の暴落が来たら元本割れするが、そこで切らなければ回復する可能性が非常に高いので持ち続けることが大事だということ。
もう少し具体的な行動に落とし込んで説明すると暴落時には証券口座を見るのはやめたほうがいいということである、そしてこの本で薦めている通り、年末年始などの時間のある時にまとめてインデックスのポートフォリオを見直す、それだけで元金の額にもよるが、時給換算しても中々のパフォーマンスが出るのではと思う。
リスクとリターン期待値と分散の関係について
自分も全然わかっていなかった点として、リスク=分散でありまたリターン=期待値と言う言葉の対応という点があった。しかしこの本を読みその点に気づくことができ自分にとって有益だった。
慣用句的にリスクとリターンを考えて行動しよう、とかなんとか自分も使ってたような気もするが、こういった言葉の対応があるということを理解して使っていなかったので今思えば無知で恥ずかしい使い方をしていたと思う。
普通日本でリスクという言葉を口語の文脈で使う場合はネガティブなインパクトのことを指すことが多い、しかし統計学ではリスクとはプラスマイナスの数字のバラツキといった分散の概念を指す。
こうのようにリスクとリターンと言うセットで話をする場合は、統計学的な用法で使っているはずなのでリスクとは標準偏差(リターン結果のばらつき)のことを指し分散の考えを指し、そしてリターンとは期待値のことを指すはずである 。
ネット上の投資家先生達について
なんかネット上で偉そうに講釈垂れている自称投資家の人たちもほとんどは期待値と分散を理解できていないし(ただもちろん理解してなくても株は勝てるし、実際私なんかよりみんな資産も多くてうまいのかもしれない)、リスクとリターンもネガティブインパクト、 損と得という意味ぐらいにしか使っていないと思う。そういう人は話だったりとか書いてあることを見ると理解していないことがすぐ分かるので勉強するとそういったインチキ投資家もどきを看破するのに役に立つはずである。
しかしそういう人ほど偉そうに講釈を書いていたりするので、後から自身が勉強して分散と期待値はリスクとリターンの意味が 理解できた時にどうするのだろうか。
どういう対応をとるのかちょっと気になる過去の記録などはやっぱり消したりしちゃうんだろうね。
まあそういった人たちは短期目線で初心者投資家を狩って儲けられれば良いのだろうから、それはそれで戦略として正解なのだと思う。
資産作って市場から抜ければ勝ち逃げはできるだろうし。
結論
良書であるのでインデックス投資をやってみたいと考える人は一読するといいと思う。
もっと気合入れてインデックス投資のバックボーンとかを知りたい人は バートンマルキールのウォール街のランダムウォーカーを読むと良い、ウォール街のランダムウォーカーを読むのであれば本書は読まなくていいかもしれない。
※ただし長いので、ランダムウォーカーは時間がある人向け。
インデックス初心者にはかなりおススメの良書です。
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改訂版 お金は寝かせて増やしなさい 単行本(ソフトカバー) – 2024/2/19 水瀬 ケンイチ (著)


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